第97回「東シナ海石油開発問題のその後と「中国の脅威」」
2005年12月に同じ演題で講演いただいてから、11年経過した東シナ海での石油・ガスの開発の現況について お話がありました。中国側はこの海域での開発を続け日本側が抗議する状況はあっても、合意した共同開発は遅々と して進まず、むしろ抗議も沈静化しています。抗議の世論が沸き立つことが合っても、日本側にとっては採算的に合う 事業でないことが実態とのことです。今、南シナ海域で中国の人工島に話題が集中していますが、以前から南沙諸島 には台湾、マレーシア、フィリピンも空港を建設済みとのご指摘がありました。いいずれも、報道からの情報とかなり違う側面からのお話で、聴衆の方からも質問も多く、有意義なあ講演会でした。