光通信機器製造・販売支援/品質管理支援
経緯
現在、従来の電気信号で伝送でなく、高速&大容量伝送の光ファイバー通信が使われています。その通信は電気信号をレーザー光に変換するところから始まり、変換されたデータは光ファイバーを通った後、再び電気信号に戻されて、パソコンやスマホ、タブレットなどのデバイスに伝送されます。
S社はONU(Optical Network Unit:光回線の終端装置(左図)(光信号を電気信号に変換する))を初め RF,4K、8Kの高画質対応などの光信号のレベルメータ(右図)(信号の強度を測定して受信アンテナの向きを設定する)、光フィルターなどの光ファイバー通信機器を製造・販売している会社です。

S社より海外の会社へ委託生産している電子機器は生産の初期段階では不良品が多く、納入先から現在のままでは納入が厳しい状態なると言われたことにより、SEFに海外製造品の「品質向上」の支援依頼があった。SEF会員はS社の技術者と協力して、設計仕様の改善、海外の現地工場の診断を基に作業及び検査方法等の改善に取組み、品質が改善された。その後、電子機器の「販売支援」に移行し、現在、以下の支援活動を続けている
内容
1. 海外機器の品質管理向上への改善支援
- 不良品の分析と対策への支援
- 機器製作・品質管理方法の把握と改善支援
- 製造現場の製作方法確認と改善指導支援
上記により品質が改善され、販売支援に意向

1. 海外機器の品質管理向上への改善支援
- 不良品の分析と対策への支援
- 機器製作・品質管理方法の把握と改善支援
- 製造現場の製作方法確認と改善指導支援
上記により品質が改善され、販売支援に意向
2. 現状把握と今後の販売戦略の作成・実行支援
- 製品別納入先・台数・金額など整理
- 販売戦略及び販売計画、利益計画等の事業計画を立案
3. ダイレクトメール(DM)の活用支援
- 各種機器のDMを関係する会社、協会などに送付
- DMの送り先の選択、住所録作成・DM印刷・発送
- DMの効果分析・・顧客からの情報分析・送り先の追加、変更
4. WEB販売支援・展示会への出展支援
- インターネットを活用しWEB市場に掲載支援
- 業界の展示会に出展への支援

4. WEB販売支援・展示会への出展支援
- インターネットを活用しWEB市場に掲載支援
- 業界の展示会に出展への支援
今後の展開
- S社・・上記の支援を着実に行い年間の売り上げ目標に向って進めています。
- 海外製作の機器、装置の品質向上と販売支援
地方企業の首都圏進出支援
経緯
A県に本社がある設備工事、搬送自動化・省力化機器の設計・施工の事業をしているB社の社長からSEFへ売上拡大のために首都圏の営業機能強化の支援依頼があった。その一環として同社が扱う搬送装置、省力化機器(下図の製品例を参照)の販売支援を行うことになった。



内容
1. 引合い依頼先の開拓支援
首都圏に本社を構える企業への引合い開拓に苦労していたので、SEF会員のネットワークを活かして、自動化・省力化機器及び電気設備工事の新規開拓活動を行い、引合い、見積、受注案件につながる次のような販売支援を実施した。
- SEF会員の関係会社への紹介の支援
・カタログ・PR資料の作成、プレゼン等の支援 - 紹介した会社からの見積依頼への支援
・引合を頂いた会社にマッチした見積書、仕様書、図面等作成の支援
・依頼会社のトップ・技術・調達部門等の人脈紹介、案件内容説明の支援
2. 受注獲得
SEF会員はプラント関係の出身が多く、会員の企業ネットワーク下での営業活動を支援する中でB社の搬送システム及び関連設備を受注できた。
受注例
- 物流システム
- 粉体プラントの搬送システム など
営業活動の結果、主要なところでは、大口案件の受注が出来た。
2016年 TY社向け「コンベア等搬送設備及び付帯設備」受注
2017年 TY社向け「コンベア設備」受注
2018年 TK社向け「コンベア設備」受注
MC社向け「電気設備工事」受注
2019年 TY社向け「物流設備」受注


3. 受注後のフォロー業務
B社は首都圏に事務所が無く、受注件の仕様変更などの支援
例:工場配置変更によるコンベア台数、納期変更などの対応支援
4. 検収業務とその後の支援
- 立会検査内容。検査日調整への支援
- 検査への立会・検査での指摘事項への支援
- 検収後、納入、試運転の支援
5. 首都圏での拠点作りの支援
従来の分野でなく、新分野としてSEF会員のプラント関係の会社への販売支援の成果が出て、受注量も増え、案件の対応が出張ベースでは難しくなったので東京の事務所の設置と営業体制を構築することになり、その支援を行なった。
大手顧客への引合い、見積、受注の営業活動を継続出来るようになった。
今後の展開
上記の様に地方の中小企業が首都圏へ進出する時、SEF会員の関係する会社への紹介からはじまり、引合・見積・受注と成果を出し、首都圏への拡販へと展開した。
今後、首都圏進出を計画する地方中小企業を支援していく。