- 中小・中堅企業の皆様が取り組む企業経営・先端技術・エネルギ、環境問題などについて、それぞれの道を究めたエキスパートが教師、講師としてご相談に乗り、ご支援、ご助勢をさせて頂きます。
- SEFサロンには「技術」講座、「経営管理」講座、技術開発、「環境・エネルギー」講座、「世界情勢」講座、「文化」講座があります。
- 「技術」講座は、先端技術の紹介、技術開発、技術管理、技術者の在り方等時々の社会背景も織り交ぜながらその道の専門家が講演します。
- 「経営管理」講座は、嘗て経営管理の第一線で活躍した講師が具体的な事例に焦点を絞って実務経験から学びとった知見と鋭い視点で事例分析、問題提議、提案等を講演します。
- 「環境・エネルギー」講座は、21世紀の世界的な課題である環境・エネルギー問題に関して種々の視点からテーマを絞ってスペシャリストが講演します。
- 「世界情勢」講座は、嘗てその地に勤務し、実体験してきた論客を講師に招き各国の政情、経済、歴史、文化、人々の生活ぶり等を織り交ぜて講演します。
- 「文化」講座は、歴史、芸術、生活、趣味等シニア層の知的好奇心に応えうるテーマを選び、その道の先人に講師を依頼して講演します。
教養講座「SEFサロン」は外部講師・会員講師による自己啓発の場です。
年6回、下記のような内容の検討会・講演会を開催し、会終了後懇親会を実施しています。
テーマ : 技術関連・経営管理関連・環境・エネルギー関連・世界情勢関連・文化関連等多岐にわたり選定。
講 師 : 斯界の権威・SEF会員・SEF会員人脈等によりテーマに応じて人選。
第120回 (2022年1月26日) Zoom会議 「Digital Transformation – 計装メーカー実施例のご紹介」 【講師:堀越繁氏 賛助会員 日本エマソン】
最近話題のDXについて主としてプロセス産業への適用について、実例を含めて示されました。センサー技術の進展を含めて、今後大きく進展していくことが期待されます。今回は非会員を含めて30数名の参加があり、DXへの期待の大きさが感じられました。
第119回(2021年11月24日) Zoom会議 「postコロナ時代におけるAIとその応用」 【講師:入鹿山剛堂氏】
コロナ禍中で非接触、リモート関連で多くの技術開発がありました。AI技術の進歩もその一つで、特に「エッジAI」と呼ばれる技術が注目を浴びています。「エッジAI」の紹介と多くの応用例が示されました。今回から会員外のゲストの方も多数参加され熱心な質疑が交わされました。
第118回(2021年9月22日) Zoom会議 「知られざる優良企業 一条工務店 その技術とビジネスモデル【講師:加藤泰一郎氏】
最新年間で最も売れている注文住宅会社」「最新年間で最も多くの太陽光搭載住宅を建てた会社」「最大の工業化住宅工場」の3つの項目において、ギネス世界記録に認定。総合免災住宅等の技術とビジネスモデルもユニークな一条工務店の紹介があった。将来の安心・安全な住宅はどうあるべきか、新しいIT技術を含め、熱心な質疑応答があった。
第117回(2021年7月21日) Zoom会議 「IoTとAIの実情 ~導入に失敗しないためには」【講師:吉田幸弘氏】
IoTやAIの普及は下方修正されている。本講演では、その原因を明らかにし(ビジネス、ニーズ、技術面)、さらに対策を提言があった。その後、対応策内容等で、熱心な質疑が続あった。
第116回(2021年3月22日) Zoom会議 「湾岸ゼロエミッションコンビナート」【講師:坂下幸司氏】
政府は「2050年までに、温室効果ガスの排出をゼロにする」と表明しました。持続可能な開発シナリオ達成のためには、 単一単純な解決策はなく、再生エネルギー利用、エネルギー効率向上、CO2有効利用などの組合せの対応が必要ですが、ここではCO2の有効利用の対応例として「湾岸ゼロエミッションコンビナート」を紹介。まだまだ現実になるには、再生エネルギー、エネルギー効率向上等との複合的対応を含め多くのの検討が必要なことが示された。
第115回(2020年1月22日)「東京2020大会における物流の課題と対策」【講師:苦瀬博仁氏】
都市を中心とした物流の歴史をたどりながら、現代の物流の仕組みについてお話がありました。次いで東京2020大会すなわちオリンピック・パラリンピックのロジスティクスについて、人の流れより物の流れに大きな諸問題があることをご指摘されました。すなわち招請の時は「おもてなし」が言われましたが、実施時の交通、物流については「ゆずりあい」の気持ちで住民の協力が不可欠であるとされました。
第114回(2019年11月27日)「宇宙への挑戦」【講師:林 友直氏】
長年にわたり、日本のほとんどすべての人工衛星に携われた講師から、人工衛星は地球の万有引力から脱してどのような軌道を描くのか、宇宙空間とはどのようなものであるか等の基本について実験器具を使って説明いただきました。92才のご高齢ながら現役であり、その情熱そしてそれを具現する精神力、体力に対して聴衆の方からも感動・感服したとの意見が寄せられました。
第113回(2019年9月25日)「高速交通基盤の整備と地域開発~新幹線と航空の60年~」【講師:小林 茂氏】
鉄道と航空会社の両方の経営経験をお持ちの講師から、主に地域開発の視点から、双方の比較のお話でした。そのなかで新幹線は経済性、環境問題、利便性、収益性と多くの点で航空機より格段優れており、地域開発に貢献している。ただリニアについては否定的なご意見でした。また講師は職業柄、日本全国各地を巡られた興味深いお話もあり、聴衆の皆様とまさにお話が尽きない、有意義なサロンとなりました。
第112回(2019年7月24日)「次世代自動車技術に関する将来展望」【講師:大聖 泰弘氏】
自動車の環境・エネルギー対策の三つのアプローチである、「従来自動車の技術改善」「新動力システム・新燃料の開発(次世代自動車)」「自動車のスマートな利用に関する取組み」、について、素晴らしいPPTでのご講演でした。自動車が今技術的にも、社会的にも大きな転換期であることが良くわかりました。聴衆の皆様とも活発な意見交換もあり盛会でした。
第111回(2019年5月22日)「液晶ディスプレイ‐その原理・変遷・将来」【講師:井上隆史氏】
日本が世界を技術的リードして開発した液晶技術についての講演でした。すべての工程がクリーンルームの中、ロボットで生産されるきわめて繊細な技術ですが、そのキーになる技術の一つがラビング布で、京都の老舗で作られた逸話が紹介されました。最近は韓国、中国に追い越されたのは何が原因だったのか、聴衆の皆様とも意見交換もあり盛会でした。
第110回(2019年3月20日)「競争優位のかたちを考える」【講師:宮地 剛氏】
銀行での外国為替のデーリング、コニカミノルタ合併そして一条住宅での不動産事業と宮地氏の国内外の多彩なご経験通じて、競争優位とは「Something New & Something Different」を追い求めることであり、「弱い者には弱い者の戦い方がある」であるとのお話しでした。聴衆の皆様とも交流が多くあり盛会でした。
第109回(2019年1月20日)「植物工場」【講師:大川敏雄氏】
今、コンビニ用のレタス工場の話題であるとか第3次の植物工場のブームとも言われていますが、長年にわたり「植物工場」の研究・プロジェクトに関わってこられた講師から、失敗例を含む実務経験からのお話しがありました。技術的には多くの植物が工場で生産可能とのことですが、採算の視点ではかなり大型でないと難しいとのことでしたが、高齢者の働く場所の提供、無農薬、特定の病気の方のための野菜、漢方薬等の高額商品の開発等の付加価値には活路があるとのことです。出席の方からの質問も多く、有意義なご講演でした。
第108回(2018年11月20日)-「サービスロボットとデザイン思考」【講師:久保田直行氏】
産業用のロボットとは違ってサービスロボットは主に介護、案内、清掃、商品運搬等主として第3次産業に使われます。サービスロボットは人間とロボットが、共存、共生すること、すなわち「人に優しいロボット」をめざして開発されつつあります。その知能化技術やロボットシステム構築について事例を含めて紹介がありました。特に多くの若い世代の方が開発に携わっていることに新しい時代を感じました。講師の熱意が伝わり時間を忘れさせてしまう、感動的なご講演でした。
第107回(2018年9月20日)-「水からの贈り物」【講師:吉川敏孝氏】
50年予水に関わる仕事に従事された吉川氏が水に込めるあつい思いを語られたご講演でした。地球上の命はすべて水からの「贈り物」であり、それによってささえられています。水に対する期待、かかわりあいは時代と共に変わってきており、これからの文明社会の持続の「鍵」は水であるとのお話しでした。また、NPOとして平成の100名水を選定し、その中で訪ねられた興味深い名水の紹介もありました。聴衆の方からも水に関わる多くの経験の紹介もあり、盛んな質疑応答がありました
第94回(2016年7月27日)-「データにもとづく数学的凍死とは」【講師:森 久男氏】
長い証券業界でのご経験から、「十分な分析を通して、元本の保全と期待収益を確保する行為を投資と言う。それ以外の行為は投機である」とのお考えで、豊富なデータを用いて数学的投資を、解き明かしていただきました。特に10年間平均利益に対する一株利益(CAPE)を重要な指標とするユニークなご説明もありました。従来のSEFサロンとは少し異なる演題で、理解も難しい面もありましたが、「投資」を知る良い機会でした。
第93回(2016年5月25日)-「変貌するインド -その現状と課題-」【講師:原 祐二氏】
長い証券業界でのご経験から、「十分な分析を通して、元本の保全と期待収益を確保する行為を投資と言う。それ以外の行為は投機である」とのお考えで、豊富なデータを用いて数学的投資を、解き明かしていただきました。特に10年間平均利益に対する一株利益(CAPE)を重要な指標とするユニークなご説明もありました。従来のSEFサロンとは少し異なる演題で、理解も難しい面もありましたが、「投資」を知る良い機会でした。
第92回(2016年3月23日)-「イスラーム国は誰が作ったのか」【講師:塩尻和子氏】
先週にもブリュセルでテロがあり、最も注目を集めている話題の一つでありながら、どうしてもなじみが少ないイスラームについて、歴史的、思想的にわかりやすく解説していただきました。質疑応答ではキリスト教とイスラームはどう違うのか、テロを防ぐにはどうしたらよいか等の熱い議論がありました。先生からは「テロに対応するのに、武力攻撃だけはやめてほしい、それをすれば、さらにテロが起こる」とされました。残念ながら、こういった考えは、なかなか理解されないと思いますとのことでした。
第91回(2015年11月25日)-「江戸城天守の再建を目指して」【講師:土屋 繁氏】
「江戸城天守の再建」という夢をCG含め、多くの資料を使い、熱く語っていただきました。オリンピック年の2020年の再建を目指しておられるとのことですが、まだまだ所要資金、宮内庁を含む多くの許認可等々多く、実現へは課題が多くあります。しかし、歴史的に意味のある東京のシンボルを作ることには賛同者も多いようです。ご講演終了後も聴衆の皆様から質問、意見も多くあり、夢を語る楽しい時間を過ごしました。
第90回(2015年9月30日)-「次の半導体の勝者は」【講師:坂本幸雄氏】
外資系であるTI社での米国駐在を含む長い経験から、日米の会社経営、運営の違いについて、さらに東芝問題の核心となる経営手法の問題点について、その後エルピータ社での経験、そして今後の半導体産業の行く末についてのお話でした。いずれも実体験にもとづく含蓄のある内容で、会場との質疑応答でも熱のこもったお話をうかがえることができました。ご講演終了後も聴衆の皆様に半導体にかかわらず、引続き何か「日本の産業の将来がどうあるべきか」を考えさせるご講演でした。
※第90回より以前の講演目録については「SEFたより」よりご覧頂けます。