第228号 (2025年12月5日発行)

巻頭言

2025年を締めくくる今、私たちシニアエキスパートフォーラム(SEF)は、これまで積み
重ねてきた知識と経験を新たな事業活動へとつなぐ挑戦を続けています。創設以来24年に
亘る業務支援事業部やプラント事業部による数多くの工場やプラント関連企業への具体的な
支援は、企業の課題解決に寄与し、産業界に確かな価値を生み出してきました。今年はさら
に、世代間の価値観を尊重し、多様な活動を展開することで組織の新しい可能性を見いだし
ました。ホームページの刷新はその決意を示す象徴となり、生成AI活用セミナーの開催は最
新技術を産業界と共有する場となりました。そして「捨てるから活かすへ」を掲げた
、(SEFが中核メンバーとなる)東京バイオマス研究会によるバイオマス地域創生プロジェ
クトは、自治体・企業・住民との協働を通じて持続可能な社会の実装に向けた第一歩を踏み
出しました。
私たちの活動は、単なる企業OBの知識伝承にとどまらず、産業界と地域社会を結び、次世
代が希望を持って挑戦できる環境を育むことを目指しています。2026年は「水素社会」や
「スマート農業」といった新たなテーマに本格的に取り組み、持続可能な未来を産業界と共
に創り上げていきます。ここで大切にしたいのは、若い世代へのメッセージです。未来を担
う皆さんには、私たちの経験を土台にしながら、自らの創造力と情熱で新しい社会を築いて
ほしいと願っています。SEFはその挑戦を支え、共に歩む存在であり続けます。今年は実際
に産業界のいろいろな分野から数多くの新入会員を迎えることができ、SEF組織の変革の兆
しを感じています。
希望に満ちた未来は、世代を超えた協働の中にこそ芽吹きます。私たちの経験と若い世代の
力が響き合い、社会に新しい価値を生み出すSEFとなることを心から期待し、ここに本年の
総括と新年への抱負とします。

専務理事 黒澤 東雄

11月度理事会より (第264回 10月19日)

  1. 2025年(第24期)中間決算の発表があり、それを承認しました。
  2. SEF内に生成AI研究会発足の提案が有った。活動の範囲を明確にするようと言う意見が有り、関係者で詰めを行い、次回再提案する事となった。
  3. 東京バイオマス研究会が発足し、SEFがその事務局を務めるとの提案がなされ、承認した。
  4. 報告事項は、時間の都合上報告は割愛された。項目としては、(1) 準会員濱崎彰弘氏、準会員劉文明氏の入会報告、(2) 定年を考える会の開催、プロジェクトX事業部11月度報告が有った。

事務局

事業報告 (業務支援事業部)

2013年に「原発を語る会」の発足に始まった「時事問題研究会」はその後「産業構造」、「世界各
国の産業構造」、「未来予測」、「ICT」、「IoT」、などの技術分野をテーマに研究内容を持ち寄り毎
月議論研究しました。その後日経新聞記事を主体に技術、文化、政治経済を問わず、話題の時事問題を
取上げ、現在もそのやり方を実施している。コロナ感染を契機にリモート会議形式になりましたが、リ
モートでは遠隔地の会員も参加ができ、新たな交流が生まれたと思います。2025年度は「揺れる世
界」、「中国の今」を知る/加藤さんの中国旅行点描」、「気候変動・温暖化問題」、「サイバーセキュリ
ティ問題」、「レアアース・レアメタル問題」のテーマを実施しました。普段見過ごしがちな課題に対し
、色々な角度の記事や資料を読み解き、その背景と今後の課題を議論し共有する事が出来るものと思い
ます。

理事 波多野正幸

SEFサロン (第143回報告、第144回案内)

第143回報告

「第143回SEFサロン」が11月19日(水)午後3時より品川区中小企業センターで
リアル19名、Web7名の参加のハイブリッド形式で、開催された。
今回の講演会は、講演者2名で、
一人目は、NPO法人日本スターリングエンジン普及協会理事長の濱口和洋氏による
「スターリングエンジンとは?」:講演内容は、実用スターリングエンジンの動作原理に
ついて解説する。また、現在実用化されているスターリングエンジンを紹介し、その特徴
を解説するとともにその実用例を提示する。併せて、スターリングエンジンの今後予想さ
れる展開にいて説明する。
二人目は、芝浦工業大学工学部教授の高見弘氏による「災害時にも電気とお湯が供給でき
る太陽光とスターリングエンジンを併用した移動式電源車のご紹介」:講演内容は、多様
なバイオマス燃料を使うことができるスターリングエンジンと太陽電池を組み合わせ、災
害時にも電気とお湯を供給できる軽自動車型ハイブリッド電源車の紹介にある。スターリ
ングエンジンへの熱流量を電気で制御する装置を開発し安全・安定、そして高効率な運用
に成功している。現在、いろいろな場所でデモを実施し、足湯温泉などを提供しつつ、地
球環境問題や災害対策について一緒に考え、啓発活動も行っている。
日本スターリングエンジン普及協会及び芝浦工業大学とは、今後とも継続して交流を深め
ていく。

理事 松下 隆

第144案内

日時: 2026年1月21日(水) 15時~16時30分   
開催場所: リモート形式
講師: 濱崎 彰弘氏 (株式会社Blossom Energy代表、SEF準会員(技術士))
講演テーマ: バイオマスの利活用

理事 任田 典平

11月度会員動向

会員の入退会

準会員入会: 1名 (劉文明(Liu Wenming)氏; 11月19日付)

11月末日現在の会員数

正会員 : 21名、 準会員 : 58名、賛助会員 : 7社

事務局