第227号 (2025年11月5日発行)

巻頭言

秋の夜長、ふと考えます。人は老い、若い世代へとバトンを渡す。シニアエンジニアもまた、知と経験を次世代へ伝えるのは必要と思ってはいるが十分にできているのだろうか。少子化、人材不足、定年延長、高齢化の出口戦略が見えぬ中、私たちは何をどのように残せるのか・・・と。
一方、現役から一歩引くとはいえ、気概と体力を備えたシニア層も多く、SEF創設時の理念──「社会とのつながりを保ち、知と経験で課題解決に貢献し、仲間と研鑽し自己実現を目指す」──は今も会員に一貫して息づいています。
最近の業務支援依頼では、従来のエンジニアリング、機械・化学等の知識に加え、CN、AI、DX等の新しい産業技術が加わっているのも当然とも思えます。この状況でシニアの力では不十分と感じるかもしれませんが、心配無用です。 SEF会員の価値はプロジェクトの実装経験であり、かつ外部講師による講義や討論の場があります。会員が講師にも聴衆にもなれる、それがSEFの強みです。シニアの春をさらに目指しましょう。

理事 堀越 繁

10月度理事会より (第263回 10月23日)

  1. 「生成AI活用」セミナーの第2弾案件の受注が報告され、それを承認した。
  2. 主にホームページを使ってSEF活動を広範囲に広める為の施策を検討し推進するための委員会(仮称”広報委員会(仮称))を設立する旨の提案が有り、それを承認した。
  3. 8月度の会計報告があり、これを承諾した。
  4. 先月9月で満期となったNPO保険団体総合補償制度の1年間の更新手続きが完了した旨の報告が有った。
  5. 準会員山本省二氏の入会と、正会員佐野正氏の退会が報告された。

理事会後、会員交流流会を開催しました。今期新入会員7名の方々、リモート参加の方を含め16名の方が参加され、会員間の交流を計りました。

事務局

事業報告 (業務支援事業部)

「10月度交流会」が10月23日(木)午後4時より理事会終了後開催された。交流会にはリアルで16名、Webにて1名参加し、特に特筆すべきは、今回は新会員が7名入会、SEFの平均年齢が2歳ほどの若返りをはかり、交流会にもその内5名が参加し自己紹介など行った。皆様の簡単な略歴を紹介すると、濱崎彰弘さんは、三菱重工出身で、機械・環境・化学など幾つかの技術士資格を持ち、またバイオマスに強い。高橋明美さんは、千代田化工建設出身で、北京所長や東南アジアの営業部長を歴任。現在は地域ボランテイアでキャリア相談などで活躍中。長沢昌弥さんは、ニコン出身で半導体製造装置やパワーエレクトロニクスの開発・設計など従事した電子技術者。武内寛さんは、マスコミ出身者で科学社会学者。粟飯原照彦氏は、三井造船出身で バイオマス発電や水処理のDX化に強い、など色々な分野・業界で活動した多彩な人財が入会した。今後、SEF及び業務支援事業部などでのご活躍を切にお願い致します。

理事 松下 隆

SEFサロン (第143回案内)

第143回案内

日時: 11月19日(水) 15時~16時3 0分   
開催場所: 中小企業センター中会議室 (リモート配信も行います)
  今回は2名の講師が講演を行います。
講師: 講演テーマ及び講演概要
1) 濱口 和洋氏  NPO法人日本スターリングエンジン普及協会理事長
「スターリングエンジンとは?」
実用スターリングエンジンの動作原理について解説し、併せて今後予想される展開について講演しま
す。
2) 高見 弘氏 NPO法人日本スターリングエンジン普及協会 理事、芝浦工業大学 教授
「災害時にも電気とお湯が供給できる太陽光とスターリングエンジンを併用した移動式電源車のご紹介

バイオマス燃料対応スターリングエンジンと太陽電池を組み合わせた軽自動車型ハイブリッド電源車
を開発しました。電気制御で安全・安定・高効率な運用を実現し、災害時の電力・給湯供給、環境啓
発活動に利用。平時の地球温暖化抑制・省エネ効果もあり、現在安価な実用化システムを開発中であ
りこれらの内容を紹介します。

理事 松下 隆

10月度会員動向

会員の入退会

準会員入会: 2名 (山本省二氏; 10月1日付)
        (濱崎彰浩氏; 10月23日付)
正会員退会: 1名 (佐野正氏; 3月31日付)

9月末日現在の会員数

正会員 : 21名、 準会員 : 57名、賛助会員 : 7社

事務局